セディールの副作用

副作用の症状

セディールの副作用

デパスルネスタバスピンなどベンゾジアゼピン系も良いお薬は数多くありますが、耐性、依存性などが問題となっています。これらは効果もあり、即効性もあるいいお薬なのですが副作用で苦しんでる患者さんもいます。対してセディールは耐性・依存性がありません。その他に副作用も少なく安全面においては非常に優れた薬となっております。その分、セディールの効果は弱めで飲んで直ぐに効いてくる即効性は持ち合わせていません。身体には非常に優しい薬となっております。ですが、全く発症しないという訳でもないため長期服用や過剰摂取には注意が必要です。

報告されている副作用です。
・眠気・ふらつき
・倦怠感
・食欲不振

重大な副作用
・肝臓の重い症状
・セロトニン症候群
・悪性症候群

眠気の原因

報告される副作用の中で、眠気が1.59%~3%という割合で最も多いです。添付文書にも「服用中は運転や危険を伴う機械の操作に関与しないこと」と注意を呼びかけています。しかしながら、セディールが直接眠気を誘う原因は明確にはわかっておりません。即効性もなければ、眠気を誘う作用もないにも関わらず、眠気が発症する原因として無理やり考えられているのが「抗不安薬を飲んだ」という自己暗示です。「抗不安薬=リラックスする」というイメージを持ったまま服用すると、緊張状態が解れリラックスして落ち着く事で眠気が出るのではないかといいます。
また、セロトニン受容体に働きかけセロトニン神経の活動を抑えてリラックスした状態に導くため、眠気をもたらすと考えれています。

そして、セディールに限らずどの種類の薬を服用しても、ある一定の割合で副作用として眠気が確認されています。この眠気に関しては、理屈では説明できないとされています。

セロトニン症候群

うつ病の治療薬に使用される薬で見かける症状です。薬にはセロトニンのバランスを整えるために、分泌量を増やしたり抑えたりする役割があります。正しく服用していると、起こることはありません。しかし一度に薬の大量摂取、急に用量を減らすと起きます。特に精神疾患の薬を複数併用していると、発症しやすくなります。
前兆として強い不安感による混乱、苛立ち、興奮などの情緒不安定な状態になります。身体症状としては、けいれん、発汗、硬直、脈拍の増加などが現れます。このような症状が同時に現れた際は、すぐに医師へと相談して下さい。


副作用の症状は至って軽度であり、1週間~2週間ほどは様子を見てください。薬が体に馴染んでくると、自然と眠気等の副作用は治まります。または、服用時間を見直し変更すると解決できる場合があります。それでも治まらない場合は、医師との相談の上で薬の減量、他の薬に変更する対処法があります。

重い副作用を発症する恐れもあるため、きちんと用法・用量はきちんと守りましょう。また飲み合わせなども注意するようにしましょう。極めて安全な薬ですが、呼吸器系に病気のある方、心臓病、肝臓病、腎臓病、脳に病気のある人は副作用には注意しましょう。
高齢の人は血中濃度が上昇しやす傾向にあります。低用量から服用する事が望ましいです。
種類によっては他の抗不安薬、抗うつ剤との併用は作用が強まったり、また副作用が強く発現する可能性が極めて高くなりますので、自己判断での併用は控えましょう。

セディールの離脱症状

セディールの離脱症状

セディールは、効果や持続時間が短い分、副作用や離脱症状の発症率が低く非常に安全性の高いのが特徴です。そのため現在に至るまで、セディール単体でのこのような症状は確認はされていません。しかし、他の抗不安薬や抗うつ剤と併用した場合は、発症する恐れが十分に考えられるため、一緒に服用する薬の離脱症状についてしっかりと把握する必要があります。具体的に影響を受けるのは精神、身体、自律神経の3つに分類されており、それぞれの症状は以下のとおりです。

・精神症状:イライラ 不安 落ち着かずそわそわする 何もやる気が起きない無気力感
・身体症状:頭痛 肩こり 不眠(睡眠不足) まぶしさ 筋肉のけいれん
・自律神経症状:吐き気 耳鳴り(シャンシャンと金属音のような音がする) 動悸や異常な汗 ふるえ

薬を服用し続けると、成分が徐々に体に馴染んでいきます。慣れてしまった状態で薬が急に切れてしまうと、手元にないだけで落ち着かない、イライラするといった症状が現れる事を離脱症状といいます。薬の効果が強ければ強いほど、服用量が多い、半減期が短いほど、いざ服用を中止した際に現れる可能性が高くなります。

個人差はありますが、主に上記の症例を中心に様々な症状が発現する事があります。中には、耳鳴りと共にビリビリと電流が全身に流れ、しびれた感覚を訴える人もいます。抗不安薬を約1ヶ月以上に渡り服用を続けていく中で、症状に応じて少しずつ量を減らしていった約1日~3日以内に症状が現れ、2週間経過すると次第に落ち着いていきます。しかし、重症だと2ヶ月~3ヶ月続きます。

離脱症状の原因

離脱症状の原因

単体での発症するケースが確認されていないにも関わらず、なぜ精神的にも身体的にも調子が狂う原因として考えられるは大きく2つに分けて考えられています。

まず1つ目は、病気の再発と再燃です。再発はその名の通り、完治後に再び同じ病気を発症する事であり、再燃は抑制されていた症状が悪化する事を意味します。回復傾向が見られない段階から薬の減量を行うと、支えとなっていた薬を失った反動で起きます。

2つ目は薬を減らした行動に対する不安感が、最も多いといわれています。服用の期間が長期間と長ければ長いほど、体内には常に薬があるのが当たり前、といった状態を保ちます。そこで半減期を迎え、体内から薬が抜けると発生しやすくなります。個人差はありますが、薬の成分と自身の体質が反応しやすく、代謝が早ければ早いほど体内から抜けていくスピードも早いです。体内での薬の変化が急激に行われるため発症しやすくなります。

そして、これもやはり個人差ではありますが、一般的には男性よりも女性、体格が大きい人よりも小さい人のほうが、薬に依存する傾向が強く、そのまま離脱症状を引き起こす可能性が高いと指摘されています。また何よりも精神的に、何かが起きても薬があるから大丈夫、問題ないといった気持ちを抱いたままだと、薬への依存傾向を作り出す可能性があります。薬の減量や薬を断ち切る際は、セディールがなくても大丈夫、など頼らなくても安心できるような自信を少しずつ持つ事が大切です。

切り替え時は注意

他の抗不安薬からセディールに変更する時は注意します。つまり、デパスからセディールに変更する時です。ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、薬の効力と依存性が強いです。離脱症状が現れる確率が一番高いです。同じ抗不安薬でも、原因部分に働きかける場所が異なります。また、セディールは1週間~2週間経過すると徐々に効き始めます。セディールの効果が現れていない段階で、無理に前薬(デパスなど)の服用を中止すると離脱症状が発生する可能性があります。

離脱症状の対処法

対処法

このような症状が起きる時は、ほとんどが落ち着いてきたからと自己判断で中止を行う場合があります。ですが、症状が落ち着いてきてもしばらくは続ける必要があります。もし薬の服用を辞めたいと望む場合は医師に「薬を辞めたい」という気持ちを伝えてから、取り組んでいきましょう。
ここでは対処法の一部をご紹介していきます。

1.様子を見る
万が一、前薬によって離脱症状が確認された場合まず様子を見ます。日常生活に大きく影響せず、自分で我慢できると判断した時は、症状が体に慣れるまで様子を見ていきます。だいたい1~2週間で治まっていきます。

2.量を戻す
我慢できず日常生活に支障を来す場合は、元の量に戻します。その後、再び落ちつた頃に減量の話を医師と進めていきます。

3.ペースを落とす
一度は失敗したが、改めて離脱症状を抑えつつ切り替えや中止を望む時は、急激な変化を与えないよう減量ペースを落とすのが原則です。薬の分割や小さな錠形を使用して行います。これでも減量できない時は、服用する間隔を毎日から休日を抜く、2日に1回にする流れで間隔を空け中止へ持っていく方法を取ります。


この他以外にも状況によっては、血中濃度を安定させるため薬の服用回数を増やす、離脱症状が起こりにくい薬に置き換えて減薬するやり方があります。
どちらにせよ、ご自身の精神的や身体的な面を含め医師と相談を行い判断に従う必要があるため、自己判断での切り替えや減量は行わないようにしてください。